それぞれのシルシャーサナ(頭立ち)物語

屋上ヨガのシーズンが終了し、新町コミュニティアリーナに場所を移すことになった去年の12月から、今シーズンの目標として決めていたことがありました。

 

「屋上ヨガが始まる4月までに、全員が(ここ重要!)シルシャーサナが出来るようになる!」

 

シルシャーサナはヨガのアーサナの中では最も大切なポーズの一つで、
ヨガの古典ではアーサナの王と言われてます。

 

このアーサナを選んだのは、1つに屋上ヨガではできない「壁を使ったアーサナ」に取り組みたいという点と、このアーサナが肉体に色々な効果をもたらすだけでなく、自分の心と向き合いやすいアーサナだからというのがあります。

 

最初にデモをした時、
「そんなん、ムリムリッ (´ゝ`)フッ・・・」
と言っていた生徒さんたちを、
「大丈夫よー、4ヶ月あるから!」
と励ましながら、長いシルシャーサナへの挑戦の日々が始まりました。

 

Shirshasana1 比較的早い段階からできちゃったAさんと、最初は勢いで上がっていたKさん。段々と体の使い方がわかって来たと、最近では、サラリと上がってくださいます。
いつの間にか勢いでなく、腹筋で上がれるようになったYさん。日常生活で歩いている時とかに腹筋を意識してみたら、
「腹筋の使い方がわかるようになりました!」
と。日々の努力ですね。すばらしい。
Shirshasana3

 

実はシルシャーサナは、インストラクタートレーニングでも、
始めから出来る人は半分くらいです。

 

同じインストラクターの友人も最初は
「えっ!シルシャーサナやってるの?無理じゃない?」
と言ってましたが、いやいや、そんなことはありません。

 

継続は力なりです。

 

Shirshasana5 「男性だから出来ちゃうよねー」という私のプレッシャーにも負けず、
きれいに上がれるようになったTさん。
最初は「腕が痛いー」と言っておられましたが、最近はコツを掴んだようです。
いつもモクモクと挑戦し続けるMさん。いつの間にか、結構長い時間キープできるようになってるのを、ご本人は気づかれてるでしょうか。(笑)
Shirshasana6
Shirshasana4 頸椎の弱いFさん。
体の使い方を正確に理解し、コントロールしないと危険なので、
誰よりも勇気がいたかと思います。家でも練習していたという努力家の彼女が、ついに上がった時は、私も感動でした。

 

シルシャーサナのコツは、
(1)体重を頭に移動させるために、できるだけ、足を顔に向かって歩かせる。
「あと一歩!」の頑張りが効果的です。

 

(2)足を上げるときは、腹筋を使って、両足一度に!
片足ずつ上げようと思うと、勢いに任せた形になってしまいます。

 

そして、
「絶対に無理!」
と言っていたMさん。
「サポートしますから、大丈夫ですよ」といっても、
「ムリムリ。見てますから、私にかまわないでください!」(笑)
と言っていましたが・・・・3月、ついに上がれました!
Shirshasana2

 

そして、惜しくも写真には納められませんでしたが、
69歳にして初めてシルシャーサナができるようになったTさん。

 

すばらしいチャレンジです。
何事も年齢のせいにしてはいけない・・・と私も勇気を頂きました。

 

すべて紹介しきれませんでしたが、今のところ、

 

「全員成功!」です。(大拍手)

大人になると、なかなか「出来なかったことが出来るようになる」という体験を
出来る機会が少なくなってきます。

 

「アーサナの王”シルシャーサナ”が出来るようになりました!」

 

と皆さんには誇りに思って欲しいです☆ 😛

 

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