大人は先入観の塊!なのである。
日頃、先入観にとらわれないように、ニュートラルな心で・・・と心がけているものの、子供の先入観の全くない遊び方を目の当たりに、「私、あんまり先入観ない方だから」なんて思っている自分に”おごり”を感じた。
椅子を軒並み伏せているから、立たせようとしたところ、怒られたのだ。
なぜ?と思い、聞いてみると、
「ダウンドッグ!」
と言われた。
椅子がダウンドッグしているらしい。
そういわれてみると、逆さにした椅子は、まさにダウンドッグ!!
ナルホド・・・。さらに奥で寝てるキャラクターも、立たせては駄目だそうだ。
これもダウンドッグらしい。
先入観というのは、その人の経験したことで脳が勝手に判断してしまう、いわゆる「思い込み」みたいなもの。
私のように人生半分も生きて来たら(えっ、それ以上?)、先入観の塊になってしまってることを思い知らされた。
同じようなことが、私の思考でたくさん起こっているんだろうな・・・・と考えると、そりゃ歳を取ると新しいことを生み出せなくなるわけだ、と思う。
脳は楽な方に流れる、と本で読んだことがある。
椅子→座るもの→立たせる
と、先入観から椅子を立たせるのは脳にとっては楽なんだろう。
ここで、「あっ、椅子だ。」と目に映ったものをありのままとらえて、「で、どう遊ぼう?」となれば、椅子のダウンドッグも生まれたのかもしれない。
話が少しそれるが、ベビーカーで田端大橋を利用するときに、田端大橋のエレベータに元気そうな人がたくさん乗っていることに驚く。
わきに階段があるのに!!
たぶん、「駅に行くときにはエレベーター」と習慣化されているのだろう。
ふと立ち止まって「さて、今日は、階段で行く?歩いていく?」と考えないでいいので、脳も楽だ。
ダイエットや健康に気を付けたいなら、”階段でのぼる習慣”をつけるのが一番だと思う。
体にとって苦な方でも、習慣化されると、脳はその方が楽だから続くのだそうだ。
「脳(=ココロ)は楽な方に流れてしまう」ということとうまく付き合いながら、相反することではあるけれど、習慣化されすぎないことにも注意したいな、と思う。
ナマステ